K:DR Stringsとの出会い、使うようになった経緯を教えてください。
角:1990年代に音抜けの良い弦を色々探しているうちにステンレスがいいのではと思い、DRを試したらとても良く、それからDRを使っています。元々ニッケルを使用していて、ニッケルが抜けが良く無くてステンレスにしました。それで出過ぎている帯域をPAでカットすればいいやと考えました。当時、音楽や楽器のレンジもフルレンジ志向になっていたので、ステンレスに行きつきました。
角:フィーリングが良い。弦のゲージの数値とかではなく、弾いた時の感覚がとても気にいっています。
あと5弦ベースを使用する時、色々試したらLO-RIDERSがとても相性が良かった。
角:自分はベース毎に合う弦を探しています。
新しいベースを使用する時は最初にNICKEL LO-RIDERSを張って試します。
そして、そのベースが必要かどうかをまず決めます。そしてそれからそのベース自体に合う弦は何かを探していきます。
あと少し話はそれるけど、若いベーシストと話をすると、音抜けを良くするためにエフェクターやケーブルを買い替えましたってよく聞くんだけど、俺はそれよりも最初に弦を色々試してみた方がいいって思うんだよね。実際に俺は弦を変えることで音抜けを実感したから。
しかもエフェクターって何万円もするじゃない?それに比べて弦は数千円でしょ?圧倒的に弦の方が安いし、それでいて必ず音抜けは変わってくるよね。
弦に対して、もっと大切に考えて色々と試してみたらいいなと思っているし、伝えたいです。
K:若い方へバンドや楽器を続ける為のメッセージをお願いします。
角:楽しんでほしい。自分が作ったいい音や曲をバンドで更によくしていくということを楽しみながらやってほしいです。楽器は最強の暇つぶしだと思っています。(笑)