Faith Guitars 製造工程
Faith Guitarは木工を正式に学んだ若い人や熟練された職人など、経験豊富な製造スタッフがインドネシアの工房で製造しています。FSC認証(Forest Stewardship Council(R)、森林管理協議会)のスプルース、シダー、メープル材は北アメリカとヨーロッパから入手。マホガニー、ローズウッド、トレンベシ、エボニー材は現地の自治体を通じてインドネシア国内で調達されています。ここではFaith Guitars工房が実際に行われている製法方法の過程を解説致します。
すべての木製パーツは自社で製造。これはライニングを削り出しています。このパーツはまずサイドに接着され、その上にトップとバックを貼り付けます。
伝統的な工法でサイド材を成形します。まずサイド材を型に合わせ、熱、水、圧力を利用して曲げます。
これは貴重な木材を壊してしまうリスクの高い作業であり、熟練の技術が必要とされる工程です。
サイドを正確に治具にはめ込み、ネックブロックとエンドブロックと共に接着します。次に湾曲したライニングをトップ側とバック側の縁に接着します。
トップに柾目でカットされたブレイシングを接着します。薄すぎるブレイシングはトップが波打ち、厚すぎると振動がなく響かないため、響きと強度の最適な比率に注意を注ぎ、手作業で削り出します。
バックはトップブレイシングよりシンプルな構成でブレイシングを接着。トップ同様に響きと強度の最適な比率に注意を注ぎ、手作業で削り出します。
バインディングはエッジの各箇所に慎重に接着されテープで固定します。
その後はボディ全体をゴムバンドでしっかり締めます。これはすき間が出来ないようにバインディングをしっかり接着するためです。
完成されたボディは染色、シーラー、クリアーと順に塗装されて行きます。ロゼッタはカラーが乗らないよう、またネックジョイント部やブリッジ部は塗装されないようマスキングされます。ボディエッジのバインディングは手作業で慎重に取り除きます。
次はネックの製造工程。機械で切り出したエボニーフィンガーボードとマホガニーネックを接着剤で張り付けます。その後フレットは手作業ではめ込み、機械で均等にプレスします。
フィンガーボードとフレットが取り付けられた状態でネックブロックをクランプし、機械を使ってボルトオンネックシステム用の穴を開けます。
この穴を正確に開けることにより完璧なネックフィットで快適なフィンガープレイが実現することが可能になります。
次に電動サンダーでネックの輪郭を粗く研磨、形が整ったら形が整ったら最後に細かいグリッドペーパーで仕上げます。
ネックとボディがセンターから外れないよう正確にジョイント。その後、ブリッジが正しい位置に接着されます。完全に固定させるまでにブリッジの位置の測定を2重確認します。
弦を張ったらセットアップを施し、不備がないか本体やサウンドなど最終チェックを行います。チェックをパスしたギターはケースに収納され、新たな故郷に旅立つ準備をします。
伝説のプロデューサー
エディ・クレイマーも認めた
ジミヘン、ツェッペリン、ストーンズ、さかのぼってはビートルズな どのレコーディングを手がけたことで知られる伝説的なプロデューサー/レコーディングエンジニア”エディー・クレーマー氏”がアビーロードにおいて“The Black Hand ” のセッションレコーディングにて、Faith Guitarのすばらしさを知り、以来 ロサンゼルスの彼の スタジオでも使用されています。
Faith Guitars ラインナップ