FAQ

Q.何故、完全に消音されないのですか?

A.完全なる消音は、閉塞感を生みだし、見当識障害、眩暈及び吐き気を引き起こす可能性があります。
過度のノイズに対してのみ、耳の保護がされるのが理想です。
その為に消音では無く、特定のトーンを抑えるmuffleフィルタを開発しました。 あなたの聴覚を損傷することなく、また音楽の質と明瞭度を損なうことなく、
安全にサウンドを楽しむことが出来ます。

Q.何故、自然な遮音が可能なのですか?

A.人間の耳に最も聞き取りやすく、最も耳障りとなる2kHz周辺の帯域を中心に遮音し、もともと聞き取りにくい低域と空間の広がりなどを感じる高域を残すことで
音をこもらせることなく自然に遮音することを可能にしています。

Q.2kHzがカットされていますが、サウンドに影響はないのですか?

A.もともと可聴率の高い2kHzをカットすることで音楽や楽器の輪郭や味わいは残し、ボリュームを絞ったかのようにリスニングやプレイすることが可能です。また、録音では楽しむことのできない高次倍音や低域は残しますので、ライブならではのサウンドの迫力や精密さは残したまま、危険な音量から安全な音量へ減衰させることが可能です。

Q.高域や低域の遮音性が低いのですが、聴力への影響はないのですか?

A.人間の耳の固有振動数である2kHzはもっとも耳への影響の強い帯域だといわれています。この2kHzを効果的に減衰する設計ですので、自然な減衰と耳への安全性を両立させています。

Q.SNRとNRRの意味を教えてください

A.いずれも遮音性能を表す数値です。SNRが欧州連合を中心とした規格で、NRRは北アメリカを中心とした規格です。NRRとは被験者数と試験回数が異なりますが、テスト方法はほぼ同じです。ただし、測定する周波数がSNRとNRRとで異なります。測定方法はほぼ同じですが、数値を算出する際、標準偏差を差し引くのですが、SNRは1標準偏差を引くのに対し、NRRは2標準偏差を引くためNRRに比べSNRの方が数値が大きくなります。性能比較の際はSNRもしくはNRRのいずれかで比較することをお勧めいたします。

Q.平均遮音値と標準偏差[ばらつき値]と仮想保護性能値[平均遮音値+ばらつき値]の意味を教えてください

A.平均遮音値と標準偏差は遮音テストでの数値です。 複数の被験者に対しテストを行った平均値が平均遮音値で、平均のばらつきの値(たとえば-1dBの測定結果が4人続いた場合と-2dBと0dBが2人づつの場合平均では同じ値になりますが、ばらつきが大きいため同じ結果とは言い難い)が標準偏差となります。標準偏差の大きい場合、個人差や環境による差が大きく出ていることになります。そのためより正確に遮音性能を表すために、平均遮音値から標準偏差を差し引いた値をALPINEでは仮想保護性能値として掲載しております。

Q.フォームプラグとフィルタプラグの違いは何ですか?

A.以下の表を参照下さい。

項目 標準的な フォームプラグ Alpine イヤープラグ
消音
周波数の特定
会話のし易さ
快適性
閉塞感
圧力調整
衛生面
再利用、清掃面
フィット感

Q.イヤープラグの寿命は?※plug-it,plug&goは除く。

A.これは使用する頻度によって異なります。
仮に毎日着用したイヤープラグは平均で3〜4ヶ月間持続します。
ぬるま湯と石鹸での定期的な清掃は、プラグの寿命を延ばすことができます。

Q.PartyPlugとMusicSafe PROの違いは何ですか?

A.主な違いは、フィルタの量です。
MusicSafe Proは特別にミュージシャンのために設計されています。
MusicSafe Proは消音性能の異なる3つのフィルタを備えます。
そのフィルタは使用用途に応じて任意で変更して頂けます。
PartyPlugはコンサートやフェスティバルでの使用を対象としており、フィルタは1つです。
また、MusicSafe Proには予備のイヤープラグも付属しています。

項目 PartyPlug MusicSafe Pro
フィルター入り数 1 3
S/N比 SNR=19 White/SNR=14,Silver/SNR=17,Gold/SNR=18
ケース MiniBox MusicSafe Pro Box
予備プラグ 付属無し 1つ付属
コード 付属なし 付属

Q.Music Safe PROとPartyPlugとPLUG&GOの遮音特性の違いは?

A.ミュージシャン向けのMusic Safe PROには三種類の遮音率の異なるフィルターが付属します。これらは全て2kHz周辺を中心にカットするため、楽器演奏の際より自然に音を聞くことが可能です。
リスナーやダンサーに向けたPartyPlugは低音から徐々に2kHzに向かってカットし、高音は残してあります。これにより音楽のビートや迫力は損なうことなく音量のみを減衰させることが可能です。
一般的な雑音に対するケアとして開発されたPLUG&GOは全体的に大きな遮音効果がありますが、音響的処理を施したフィルターを持ちませんので、完全に近い遮音をお求めの方におすすめの機種です。

filter 125 Hz 250 Hz 500 Hz 1000 Hz 2000 Hz 4000 Hz 8000 Hz
White filter
(MusicSafePRO)
-5.7 dB -6.4 dB -8.3 dB -13.0 dB -16.9 dB -16.5 dB -12.1 dB
Silver filter
(MusicSafePRO)
-9.4 dB -10.2 dB -10.5 dB -14.3 dB -22.6 dB -17.4 dB -14.4 dB
Gold filter
(MusicSafePRO)
-13.3 dB -10.9 dB -12.3 dB -14.9 dB -23.4 dB -19.8 dB -17.5 dB
Tranceparent filter
(PartyPlug)
-7.0 dB -10.2 dB -14.2 dB -17.8 dB -22.4 dB -20.2 dB -15.1 dB
Plug&It -31.9 dB -37.0 dB -38.3 dB -36.8 dB -34.6 dB -40.1 dB -41.3 dB