1931年の創業以来、UFiPは世界でもっとも繊細で素晴らしいシンバルを生み出し続けています。今現在の最もスタンダードな製造はローリング製造とプレス製法ですが、UFiPは「遠心鋳造」という独自のロトキャスト製法で創り上げます。遠心鋳造とは円筒状の金型を高速で回転させながら溶融金属を注入し遠心力を利用、そこから圧力をかけて、更にシンバルの外縁に向かって、旋削加工中に除去する製法です。 この作業工程はローリング製造とプレス製法と比べると、遠心鋳造は不純な物質を確実に取り除き、ブロンズ材を合金します。 同時に、ベルの厚さを厚くする圧延およびプレスによって得られます。UFiPは間違いなく他社のシンバルとは異なる個性溢れるシンバルです。 気質あるキャスティング技術とハンマリング・フィニッシュはすべて手作業で行い、機械製造はあくまで我々職人の技術をサポートする時だけ活躍する。その結果、一枚一枚、個性溢れる楽器に仕上がりました。 UFiPは20%の錫と80%の銅から合成されたブロンズB20と呼ばれる合金を使用、ハイクオリティー・サウンドを維持するために意識的に生産数を制限しています。
ブロンズ材を使って製造する過程は紀元前、早くても現在から4000年も前から始まっています。これは80%のコパーと不純物な銀を含む20%の錫で製造、このBRONZE合金は鐘の建設に使用されていました。この合金はるつぼを使って作られます。
このキャストシンバルの製造過程は溶接した液体の分量、 温度調整を熟練した職人が徹底的に監視してグラファイト製のスプーンを使ってるつぼに注ぎます。この過程をロト・キャスティングと呼びます。 これは1970年代のMariano Zanchiとその兄弟が成し遂げた製法です。鋳造にあたって遠心力を利用して圧力をかけ、不純物を押し出し、 更にシンバルの外縁に向かって、旋削加工中に除去されます。
ここからテンパリング作業(再度固める温度調整)が行われます。シンバルが型から取り外されるとすぐに冷却され、カップ部分には穴をあけます。 次に粘土で作られた特別な保護カバーでシンバルをプロテクトし、シンバルは700℃設定された炉に入れ、回しながら焼き入れします。一定時間焼き入れをしたら地下水で急冷され、 高圧ウォータージェットを使用して、粘土を完全に除去します。そしてそのシンバルはレイジング加工が行われます。これは機械を使ってシンバルを回転させながら手作業で切削加工を行う作業です。すべてのシリーズの裏側はこの加工を行い、表側は必要に応じて加工します。この製造過程によって、シンバルは特定の重量と厚さになり、各シリーズに分別されます。
次にシンバルは特殊な工具を使用し ハンマリングで形作られ、金属の粘稠度を増し硬化します。 この間に別の職人がシンバルの形、燃やし具合の最終チェックが行われます。 シンバルの音はこのような段階を踏んで製造され、 すべてのシンバルは基本的に手作業で行われ機械はサブとして使用します。 出来上がったシンバルは少なくとも倉庫で2ヶ月間寝かせます。 この時間が経過すると、各シンバルの個々のサウンドを最終チェックします。 厳選されたシンバルは、重量を分別してロゴの印刷作業に入ります。 そしてシンバルはあなたが買いに来る店舗に送られ、ドラマーの手に渡ります。 UFiPシンバルはドラマーパーカッションと共にプレイを楽しんでいただけるとあなたと一緒に成長するでしょう。