4月16日~4月18日までの3日間にわたり、世界のトップベーシストの一人、ネイザン・イースト氏のソロライブがブルーノート東京で開催。今回出演したギタリストはセリーヌディオンやマライヤキャリーなど、ビッグアーティストのレコーディングやツアーに参加しているマイケル・トンプソン氏。僅かな時間ですが、今マイケル氏が使用しているBILLIONAIR PEDALについてお話を聞くことに成功しました!



“BILLIONAIR PEDALはサウンド、デザイン、コンパクト性、すべてにおいて素晴らしいペダルだと思う”



キクタニ(以下K):まずは簡単な経歴を教えてください。

MICHAEL(以後M):ギターは9歳から始めて、その当時は音楽番組でビートルズをたくさん聴いてたよ。10代は主にロック系のバンド活動に力を入れていたけど、バークリー音楽学院に入学してからジャズに関心を持ち始め、そこから本格的に色々な音楽の勉強をしたんだ。その後は主にスタジオミュージシャンとしてボストンで6年ほど仕事してから、ロサンゼルスに引っ越したんだけど、幸運なことにプロデューサーのデビッドフォスターと出会ったことをきっかけにきっかけに様々なアーティストのレコーディングやツアーの仕事に恵まれて今に至る。

K:Nathan Eastとは昔からお付き合いはあったのですか?


M:Nathanとは古い知り合いで、確か1985年くらいにテレビのコマーシャルでセッションをする仕事でNathanと知り合って友達になったんだ。その時のセッションがすごい楽しくて意気投合したことは今でも鮮明に覚えてるよ。それから一緒にアルバムに参加したり、バンド組んだり、ツアーで共演するようになったんだ。

K:なるほど、早速本題ですが、DANELECTROのペダルを使うようになった経緯を教えてください。

M:DANELECTROはギターもペダルも元々個人的に使っていたんだ。昔COOL CATっていうモデルのペダルのデザインに惹かれて試しに使ってみたんだけど、デザインだけでなく音も素晴らしかったことに驚いたんだ。今でもLine driver、Power chords、Distoritionを愛用しているよ。そして新しくリリースしたこのBLIIONAIR PEDALはサウンド、デザイン、コンパクト性、すべてにおいて素晴らしいペダルだと思う。


K:今回の新シリーズBILLIONAIRのそれぞれの音の特性や魅力について教えてく下さい。

M:Pride of Texasはスティーヴィー・レイ・ボーンのようなテキサスサウンドが特徴で、他にもブースターや浅いドライブサウンドでも使えて便利なペダルだ。


M:Big SpenderはBILLIONAIRシリーズの中でもっともお気に入りのペダルだよ、これまで様々なレズリー系のペダルを試してきたけど、これだ!っと思えたのがこのBig Spender。このブライト過ぎず、温かいトーンがとてもお気に入りだ。

M:Filty Richはスタジオで愛用しているアンプライクなトレモロだ。ドッドッドッドッドッドっという重みのあるサウンドがほしい人にもおすすめ、他にも飛び道具的に使えるのもおもしろいペダルだよ。

M:Billion Dollar Boostはイコライザーも調整出来るのが特徴で、他社のブースターよりも音質に優れたペダル。ブースターを探している方におすすめだ。




“自分の音楽スタイルやプレイを信じて、いつまでも目標に向かって突き進むことが重要”




K:ありがとうございます!このBILLIONAIRとあなたのギターと組み合わせてどんな音を造ってライブで演出してますか?

M:PHAZERやCHORUSなど色々なエフェクトを組み合わせず、レズリーサウンドをフルに活用し、ギターの特性を活かしたプレイが僕のスタイルなんだ。

K:エフェクターに悩んでいる方に選び方のポイントを教えてください。

M:個人的なアドバイスだけど、同じ種類のペダルを3機種聞き比べて自分の好みを探す、もしくは対照的な2機種を聴き比べるとこれだ!っていう思えるペダルに出会いやすいと思うよ。ぼくはこういうやり方でペダルを探しているんだ。

K:最後にあなたのような凄腕ギタリストになる秘訣を日本のファンのために教えてください。

M:自分の音楽スタイルやプレイを信じて、いつまでも目標に向かって突き進むことが重要だと思う、ぼくは最初ロックから始めてから、ジャズ、フュージョン、ソウルなど、色々なジャンルにも精通したけど、自分のベースとなるものはあくまでロックなんだ。だから僕の原点ともいえるロックミュージックに対する気持ちやプレイを忘れずステージに立っている。あと僕はジェフベック、ジミヘンドリックス、エリッククラプトンに大きな影響を受けてるから、今でも彼らの様なギタリストになりたいという信念を持ってギターを弾いているんだ。こういった信念や自分の音楽スタイルの原点が大事だと思う。

K:今日はお忙しい中、本当にありがとうございました!


Michael Thompson プロフィール

9歳からギターを始め、エリッククラプトンやジェフベックから大きな影響を受けバンドを始める。
バークリー音楽学院に入学。卒業後スタジオミュージシャンとして活動。
ロスに移住してからプロデューサー、デヴィッド・フォスターと出会ったことをきっかけに 数々のメジャーアーティストのレコーディング、ライブツアーに参加。


公式WEBサイト
http://www.michaelthompson.cc/

公式FACEBOOK
https://www.facebook.com/MichaelThompson.Gt/