サポート案件、岐阜のOOPARTS、INTERCHANGE KILLSのツアーと複数の案件お疲れ様でした。
これからもTHE NOVEMBERSの7月のツアー含め
色々とお忙しいかと存じます。
そのようなお忙しい中お時間いただきありがとうございます!
まず、DANELECTROというブランドにどのようなイメージをお持ちでしたか?
そうですね。レトロかつ独特のトーンを持つ、まさにアメリカンなギターメーカーといったイメージでした。12弦、ダブルネック、バリトンギターなど、挑戦的なモデルも多く、ルックスも相まってとても好きなメーカーです。
「挑戦的」!まさにDANELECTROを表す一言です!ありがとうございます!
現在ご使用いただいている、「3699fUZZ」はどのような経緯でお知りになりましたか?
元々はFOXX TONE MACHINEを探していたことがきっかけです。
最近、偶然なのか、はたまた流行りなのか、様々なメーカーでTONE MACHINEを基にしたモデルが出ていて、そのタイミングで3699fUZZを知りました。
当時のオリジナルの設計者が作った製品なのだったら間違いがないだろうと。
現ダンエレクトロのオーナーはFOXX Tone Machineの設計者で、3699fUZZはセルフリイシューしたモデルですからね!世界的にも注目の集まっているモデルでした!
実際に使用されてみていかがでしたか?
まずは基本的にとても独特で面白いファズだなと思いました。
音も太く、MID BOOSTスイッチがあったり、そもそものトーンの効きも幅広いため、意外と守備範囲が広いと言うか…過激なだけではなく、どっしりとしたファズサウンドにもでき、好印象でした。
ありがとうございます!OCTAVEスイッチの印象はいかがですか?
もちろんOCTAVEスイッチで飛び道具的なヒステリックなファズにもできます。ゲートが本当に程よく効いてくれるので、ベースにかけるとシンセベースっぽくできる点が特に気に入っています。
シンセベース的な使用!目から鱗です!今回限定版とレギュラーモデルそれぞれをお試しいただきましたが、どのように感じられましたか?
レギュラーモデルと限定モデルの違い…当たり前ですが基本的なキャラクターは同じです。限定モデルの方がオクターブの成分が多めかなと感じました。そのため、少し派手に感じます。
まさに、オーナーからのコメント通りのご指摘で安心しました。限定版はオーナー自ら選定したモデルだそうですが、やはり差は大きかったですか?
正直そこまで大きな差はないですが、並べて試すことができるのであれば、是非どちらも試してみていただきたいですね。ファズというエフェクターは個体差が出やすいと思うので、他の個体だとどうなのか興味があります。
通常版の中にベストワンが眠っているかもしれませんね!
最後に具体的な音作りについてですが、ベースでファズを使う際の音作りは難しい事が多いですが、実際に使用する場合どのような形でセッティングされますか?
汎用的に使うのであれば、まずMID BOOSTはオンで、TONEはセンターより少し少なめが良いと思います。
TONEは反時計回りに回すと低音域寄りになるのですが、あまり下げすぎるとモコモコと輪郭がなくなり、埋もれてしまうと思います。
十分な低音域を確保しつつ、輪郭がなくなりすぎないポイントを見つけるようにすると良いかなと。FUZZは控えめに。少し物足りないと感じるくらいがちょうど良いと思います。
あとは、TONEをしっかり上げて、ブレンダーで原音を混ぜて使用するのも面白いと思います。原音で低音域を補ってあげるイメージですね。
“FUZZは控えめに。”金言ですね!響きました… 参考までにサンプルセッティングを頂戴できますでしょうか?
もちろんです!こちらが通常使用時
こちらがブレンダー使用時
こちらがブレンダーのセッティングです!
ありがとうございました!!