───本日はよろしくお願いいたします。
GUNNさん(以下敬称略):よろしくお願いします。
──早速ですが、DANELECTROの使用感はいかがですか?
GUNN:今メインで使っているジャズマスターのトーンの感じと違って、THE64はリアがハムだけにダークな歪みが乗るのでそういったイメージの曲で使っています。フロントのP-90ぽいのも良い感じです。シングルとハムの中間の音が結構好きです。
──そもそもDANELECTROの84とTHE64を選ばれた理由はどこでしょうか?
GUNN:THE64はやっぱりP-90ぽいのが載っているのと、実は以前から存在をちょっとだけ知ってて、Eastwoodがこのタイプのギターを作っているじゃないですか。UNIVOX / Hi-Flyerって言う、カートコバーンが使ってたモデルのコピーなんですけど。そのモデルが有るじゃんっ!て感じ見つけたんです。
──ありがとうございます。
GUNN:84を選んだ理由はストラトのトーンが今回の曲でいくつか必要だったんですよ。自分の持っているストラトでも良かったんですがハードテイル仕様なんで、もう少し柔らかい鳴りが欲しかったのと、リップスティックにすごく興味があったので。
──アームプレイもされるんですか?
GUNN:少しだけ使います。Wilkinsonのブリッジが精度が高いですね!全然チューニングも狂わないです。少しいじって自分なりのセッティングにして使っています。このギターは僕も気に入ってるんですけど、周りの人たちからも「何これ、良いね~。」って評判が良いですね。
──それはありがたいですね。
GUNN:前半の2曲でTHE64が登場します。その次には84が少し登場します。最後の方にも84を使った曲が有ります。ちょうどギャリッとした感じが必要な曲がありまして今回は使用しています。
──ありがとうございます。あとはジャズマスターですか?
GUNN:そうです。あとはアコースティックですね。
──DANELECTROの一般的なイメージはチープと言われてますが実際はいかがでしょうか?
GUNN:いや、そんな感じはないですね。一番のポイントはエフェクターのFABシリーズが出たときですね。当時あれが僕の周りでは炸裂していまして(笑)、あれを持っているか持っていないかで話の盛り上がりが違います(笑)。 昔出てたDADDY”O”とかも見た目が可愛らしい割に凶暴な音がしますよね。そのあとも爪みたいなデザインの奴…
──COOLCATですね。
GUNN:そうそう、それに変わって、いつも何か有名なエフェクターをベースにしていますよね。そこのチョイスが最高だなって(笑)。Danelectroのエフェクターはいくつか持ってます。
──昔から使われていたんですね。
GUNN:だから、今回出た新しいシリーズ(Billionaireシリーズ)にもすごく興味がありますね。 たまたま、コーラス的なのを使う曲があるので、揺れ物出とるやん~て思って(笑)。
──早速Big Spenderを使って頂けると言うことでありがとうございます!
GUNN:今すぐに差し替えたいんですが、今日はもうボード組んであるんで。(笑)。次の公演でしれ~っと使います(笑)。これデザインも可愛いですよね。素晴らしい。
──どんな感じで使われるのか楽しみです。現場ではDANELECTROと他の機材の相性はいかがですか?
GUNN:良いですよ。リップスティック自体を非力に感じてる人が多いと思うんだけど、独特な良いトーンなんですよ。俺は好きです。あんまりギャリッと言い過ぎないところが良いし。最初はセンターで使ってたんですけど、試行錯誤した結果今はリアで使ってますね。
──どちらかと言うと激しい曲で使われるんですか?
GUNN:激しい曲でも使いますね。全体的に静かな曲が少ないんですよ。Danelectroのしっとりした音質が合ってると思います。ストラトボディで慣れてるのもありますね。出番も増やしたいんですが、なかなか持ちかえのタイミングがないんですよね。でも、これからなじんできたらもっと良くなると思うので楽しみですね。まだまだいじったりとか剥ぐってみたりとか色々したいです。でも基本のままでも十分良いですけどね。
──これからどう育って使用されるか楽しみです。最後になってしまいましたがDANELECTROの購入を迷っている方にメッセージをお願いします。
GUNN:DANELECTROと言えば59が皆さんのイメージだと思います。周りの友達も持ってるんだけど、比べるとTHE64と84は全然ちがうので、一度弾いてみてって思います。ピックアップスイッチ変えたときのバリエーションもあるし、音も太いので、ぜひ試してもらいたいですね。
──今日はありがとうございました。
GUNN:ありがとうございました。