────本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございます。早速ですが、簡単な経歴を教えてください。
NAOMI(N):フランスのパリで生まれ、生後間もなくキューバに移住したの。私の父、ミゲル”アンガ”ディアスの音楽を見てパーカッションを始めて、LISAと一緒にIbeyiを結成したの。 ちなみにカホンは11才の頃、父が持ってたのを使って、とても上手だと評価してくれたことがきっかけで本格的に始めたわ。
────来日公演は今回で何度目ですか?
N:今回で2度目よ。初の来日公演は場所は忘れてしまったけど、ジャズクラブで来日公演を果たしたわ。→ちなみに初来日は2016年3月にビルボードライブ東京でした。
────DGカホンを使うようになった経緯はなんですか?
N:父は元々DGのオーナーのパオロさんと深い交流があってパオロがよく父のためにカホンを造ってくれていたようなの。だからそのカホンを色々叩いたことがきっかけでDGカホンを使い始めたの。私達のライブでは主にYaqui DeluxeとCENTAURを主に使用しているわ。
────様々なカホンがある中でDGを選んだ理由は何ですか?
N:それぞれのモデルに音のキャラクターがあるからよ。それぞれのモデルの音のニュアンス、響き方、音色が驚くくらい全く違うの、構造がシンプルだけど奥が深いこのDGカホンが一番好きだわ。
────カホンは父、もしくは有名なカホニストのパキート・ゴンザレスさんからレッスンを受けたのですか?
N:いや、実はカホンのレッスンを受けたり習ったことはないわ、思ったことをそのまま叩いているだけなの。
────そうなんですか?!ライブ動画を拝見しましたが、プレイはシンプルなのにとても心のこもった奥深いサウンドを感じられます、あなたの一つのテクニックだと思いますがどうやってそのようなサウンドを出しているのですか?
N:いやいや、私にはそんなすごいテクニックはないわ。まだまだ学ぶことがたくさんあるし、素晴らしいカホンプレーヤーはたくさんいるわ。 私の場合はカホンを叩く時はそんなに深く考えて叩いてないのよ(笑)なんていうんだろう、、、こういう音が出したいなとか、こんなふうに叩きたいなとか、シンプルに素直に思ったことをそのまま叩いているだけなの。
LISA:彼女は今とてもシンプルに語ってるけど、このシンプルなことが意外と大変なのよ(笑)。一見、普通に叩いているように見えるけど、手のスラップがとても強いの。彼女はバタドラムも叩くけど、あのハートフルなサウンドは彼女しか出せないサウンドよ。
────ですよね!私もカホンやコンガを叩くのでよくわかります!日本ではBRAVO、YAQUI、CHANELAが人気ありますが、Naomiさんはどのモデルをおすすめしますか?
N:私のカホンをお薦めするわと言いたいとこだけど(笑)、値段関係なくどのモデルもお薦めよ。どのモデルも妥協のないしっかりした造りで、音の鳴りや反応も本当に良くできてる。ぞれぞれ音のキャラクターがあるからあなたにマッチしたカホンが必ずあるから是非色々なモデルを叩いてみて!
────最後にファンの方にメッセージをお願いします。
N:いつも応援ありがとう!私達の音楽を聞いて楽しんでいただいていることとが本当に嬉しい。ファンのみんな愛しているわ。これからもよろしくね!
──── 今日はお忙しい中、本当にありがとうございました!
フランス/キューバ出身の双子姉妹デュオ。父親はブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブで活動したパーカッショニストのミゲル"アンガ"ディアス。2015年デビューEP『Ibeyi』を発売。ビヨンセのアルバム『Lemonade』(2016)のショートフィルムにもフィーチャーされる。
Ibeyi公式サイト
http://www.ibeyi.fr