80年代始め、Paolo De GregorioはHip Hop のダンスとリズムに夢中、そのリズムに魅せられドラムを始める。
スペインからロンドンへと移住したことであらゆることを吸収し、ハンドパーカッションとの運命的な出会いを果たす。
その後、彼の故郷であるイタリア・ボローニャへ戻った時、Paoloはスペイン人のミュージシャンから
フラメンコバンドでのパーカッショニストの誘いを受けパーカッションを学ぶ。
イタリアへ戻り数年間ミュージシャンと演奏活動を続けている中、ある少年が小さなCajonを作ってほしいと、
PaoloにせがんできたことをきっかけにCajon製作を始めることを決意。
Paoloは2003年に会社を立ち上げ、銀行からの借り入れの必要のない予算で間借りできる場所を探し、
とある車庫で生産を開始し徐々にカホンのオーダーも増え、生産数を上げていく。
更なる拡大を目指し、PaoloはMarco Fadda氏とPaquito Gonzalez氏からカホンについての知識を学び、
着脱可能な2wayリムーバブルスネアシステムを開発。これによりDe Gregorioカホンが世界に知れ渡り、
後にDe Gregorioカホンの名作、YaquiとChanelaが生まれる。
今も尚、Paolo氏はあらゆる可能性を秘めたカホンの開発を続けています。